こんにちは
緊急事態宣言出てから最初の土日ですね。
自粛で籠るのもいいですが、多数との接触を避ける分には普通に出かけてもいいのは忘れずに。
誰にも咎められる必要はありませんよ。

本日ご紹介するゲームはコチラ
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チューリップ・バブル
作者:紅陽 サークルぐうのね
プレイ人数3~5人 時間目安60~90分

歴史上、経済史上初めて観測されたバブル経済、チューリップバブルをなんとボードゲームで追体験できちゃうゲームです
ネーデルラント連邦、現在のオランダで17世紀に起こったそのバブルで、あなたはチューリップを売り捌いて大金持ちになろう
様々なカードや小物がかわいらしくて、見てるだけでも華やかでいいですね
そんな春らしいゲームのおおまかな流れをご紹介です。細かい部分は実際に遊ぶときに確認してね
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チューリップカード
色が赤、白、黄の3色あります
各色毎にABCの等級があります。この等級は売買の値段に影響します。
BとCはさらに種類分けの1,2,3が書かれていますが、値段には影響しません。
チューリップコレクターの要求に影響します。
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チューリップコレクターカード
それぞれは必ず3枚1組でチューリップを欲しがっています。
要件を満たすものを所持していれば通常の売値にプラスしてお金を払ってくれます
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イベントカード
チューリップの売値が上がったり下がったりするカードです。
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伝説の黒いチューリップカード、バブル破裂カード
ゲームの終了条件のカードです。
1、誰かが120ギルダー以上で黒いチューリップを購入した
2、バブル破裂のイベントカードが捲られた
どちらかが行われたときにゲームは終了します。
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ついたて、入札チップ3枚、初期金25ギルダーを各プレイヤー受け取ります。
チューリップのトークンはスタートプレイヤーマーカーです
所持金と購入したチューリップカードは非公開情報なのでなるべく他プレイヤーに見えないようしましょう。
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チューリップの相場表
色と等級が対応しているのが現在の相場ということになります。
上のチューリップコマが動くことによって変動します。
同じランクに複数のコマが止まることはありません、どれかは高くてどれかは安いのです。
安く買って高く売ろうね
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ゲームの準備
ゲームボードを広げてチューリップカードを並べます
上段は入荷予定カード、中段は発売中、下段は各プレイヤーが売りに出したカードです。
プレイヤー人数+2を並べます。最初は各プレイヤーカードを所持していないので下段は当然空きです。
相場表レベル2,3,4にチューリップコマをランダムに配置します。
伝説の黒チューリップカードはボード上に配置します。

イベントカードは10枚中1枚を取り除きます。これは使用しませんのでなおします。
よく混ぜてそのうち2枚抜き出します。そこにバブル破裂カードを入れて3枚を混ぜます。
そしてイベントカードスペースに3枚を置き、その上に残った7枚を置きます。
こうして最大10ラウンド分のイベントカードの準備が整いました
そして1枚目のカードを捲りそのイベントを処理します。写真では白チューリップの相場が1上がります。
当時の投資家と違って残り3ラウンドのどこかでバブル崩壊するのを我々は知っているのドキドキしながら売買しましょう

以上で準備は完了です
このゲーム、流れ自体は複雑ではありません。
1ラウンドは4つのフェイズからできています。
1、準備フェイズ
2、売りフェイズ
3、買いフェイズ
4、クリーンアップフェイズ
このうち最初のラウンドだけ1準備、2売りフェイズはありません。
それでは、1ラウンド目の買いフェイズから流れで見ていきましょう。
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スタートプレイヤーから順番に入札を行います。
現在購入できるチューリップで欲しいものに自分の入札チップを置きます。入札は2巡します。
1巡目は入札チップ3枚中2枚まで置くことが出来ます。
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2巡目は入札を1枚だけ行えます。仮に1巡目で入札をせずに入札チップを複数枚余らせていても1枚のみです。
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2巡して入札が終わったらいよいよ購入です。
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ボードに近いカードから順番に購入していきます。
今回は白Cチューリップに青と紫が入札していますので、競売が発生します。
白Cチューリップの相場は9ギルダーです。それ以上の値で購入できるのであればそちらが購入者です。
コールする順番もスタートプレイヤーに近い人から順番です。今回は青→紫→青→の順番です。
青「12ギルダーで」
紫「降ります」
ということで青が12ギルダーで落札となりました。
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(写真は間違って13ギルダー置いてます)
手元からお金を払ってチューリップカードを獲得です
カードは他の人に見えないように手元に持っておきましょう。
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これを順番に入札されているチューリップすべて行っていきます。
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最後のカード、青と赤の競売です。
黄Bですので、現在7ギルダーです。しかし青にはもう手持ちのギルダーは3しかありません。
青「12ギルダーで買います
赤「降ります」
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この時代チューリップを買うのなら銀行さんは無条件でお金を貸してくれます
銀行さん「チューリップ買うお金足りへんの?まかせとき
こうして購入したチューリップは抵当入りしたカードとしてまだ手元には加えません。
入札チップといくら借金しているかわかるように衝立の前に置いておきます。
これはいつでも手元からお金を払って買い戻すことができます。
買い戻すまではこの入札チップとカードは使用することはできません。
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入札されたカードをすべて誰かが購入したら買いフェイズ終了です。
クリーンナップフェイズです。
現在市場に残っている花の色の枚数を数えます。赤3、白2、黄1
需要と供給のバランスで相場が変動します。黄が少ないので需要が高い、赤が多いので需要が低いとみられますので。
黄が上がってから、赤が下がります。
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そして現在売れ残っているチューリップ(中段、下段)はすべて捨て札にします。
花は生ものですからね、仕方ないね。
以上でクリーンナップフェイズ終了です。そして1ラウンド終了です。
2ラウンド目、準備フェイズ
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入荷予定(上段)にあったカードを発売中(中段)に下ろします。
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そして新たに入荷予定(上段)にカードを並べます。
そしてイベントカードを1枚捲ります。
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暴落、現在1番相場の高い色を2段階下げる
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白チューリップの相場があああああ!!!
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そしてスタートプレイヤーマーカーを時計回りに渡して準備フェイズは終わりです。
売りフェイズでは手持ちのチュリップカードを現在の相場で売ることが出来ます。
売るのもスタートプレイヤーから順番に行っていきます。
また、チューリップコレクターに売るのもこのタイミングです。
(この白Cチューリップ12ギルダーでこうしたけどどうしてくれんの・・・また上がれよ
売りが済んだら、次はまた買いフェイズです。
買いフェイズ開始時に伝説の黒チューリップを購入できる資金があればその時点で宣言してください。

以上を繰り返して、伝説の黒チューリップを購入かバブル破裂カードが捲られたらゲーム終了です。
バブル崩壊の場合はその時点での手持ちのギルダーが多い人が勝利です。
売るより先にバブルが破裂しますので、いくら手持ちにカードがあってもダメです。
それはただのキレイな花です

以上がドキドキハラハラのチューリップ売買ゲーム「チューリップ・バブル
少し細かい部分の説明は省いていますが、大まかなゲームの流れはこの通りです。
これが現実で行われていたとかほんまバブル経済ってすごいなーって思います。
一説によると10年分の賃金で1つの球根を購入したとか

ぜひ遊んでみてくださいね